事業の磨き上げ

「無形資産」の透明化と増強をサポート

第3者による客観的な、M&Aを目的とする企業評価査定の際に、貴社の財務上の市場価値に思わぬ減額が生じる事を予防する為、「無形資産」の透明化と増強の支援をします。経営陣の皆様には、これ迄通り事業に専念して頂く傍ら、それに並行して総務・人事・経理・営業部門と連携し、お客様の組織力の強化を丁寧に補佐します。

DCF法による企業価値評価の概要

・あなたは、自社又はご自身の事業の価値を評価する指標として何を思い浮かべるでしょうか。「のれん代」という言葉をよく耳にすると思いますが、実はこれは簿記・会計上の帳簿処理の集合体を示す用語で実態は不明確です。従って、この概念だけに頼ってバラ色の自己評価額を想像すると大きなリスクとなる場合があります。
・M&Aコンサルタントの視点からは、Discounted Cash Flow(DCF)法 で企業価値を査定するのが一般的です。但し、これも業種や業態や事業規模によります。あくまでも、他に様々な評価手法がある中の一つです。しかし、非上場企業で同類型でご規模の比較先が少ない諸規模企業の評価には一定の客観性があります。
DCF法では、帳簿や株価や預金残高などで明確になる有形資産と、無形資産に対して評価して行きます。特に、後者は全体の企業価値を逓減してしまう事がある為注意が必要です。

無形資産に対しての評価ポイント

DCF法で無形資産評価時に留意すべきポイント

・各無形資産の将来キャッシュ・フローへの貢献を明確にし、それを割引現在価値に換算して評価する。
・無形資産ごとに有効耐用年数(経済的耐用年数)や減損リスク、陳腐化リスクを想定する必要がある。
・類似市場取引、ロイヤルティ・レート、市場権利料(relief-from-royalty)、または超過収益法(multi-period excess earnings method:MPEEM)などの補助的手法も併用される。

無形資産として評価される主な項目

※「識別可能な無形資産(Identifiable intangible assets)」分離可能性や契約権利等で独立して識別できる資産を想定。
契約・合意にも続く無形資産(Contracte-based intangibles)

○ 例:ライセンス契約、フランチャイズ契約、販売代理契約、供給契約など。顧客関連無形資産(Customer-related intangibles)
○ 顧客契約および顧客関係(Customer contracts & related customer relationships)非契約型顧客関係(non-contractual customer relationships)顧客リスト、受注残(order backlog)など。技術関連無形資産(Technology-based intangibles)
○ 例:特許、ソフトウェア、アルゴリズム、データベース、ノウハウなど。

ブランド・マーケティング関連無形資産(Marketing-related intangibles)
○ ブランド名、商標、ドメイン名、営業・販売ネットワーク、商号等。

・その他の識別可能な無形資産
○ 例:非競争契約(non-compete agreements)、営業権(customer franchise/loyalty)、組織資本・従業員関連資産(assembled workforce)など。

営業権・のれん(Goodwill)も無形資産の一つとして価値として捉えられるが、識別可能資産とは異なり「特定個別資産に帰属できない価値」の集合体として扱われることが多い。

建設業・解体業・産廃収運・許認可系事業におけるDCF法の対象となる無形資産(実務で重視される順)

ここで、建設業や解体業の無形資産に対する具体的な評価項目を掲げてみます。

評価対象分野具体例
許認可価値(許可継続性・更新の確実性)
→ 許可の存在はキャッシュフローの源泉であるため、事実上“最大の無形資産”
評価観点:許可維持要件の充足状況、経営業務管理責任者/専技/財産要件、直近指導歴、行政処分歴、許可更新の確度
建設業許可(般・特)
解体工事業登録
産業廃棄物収集運搬許可(積替保管含む)
産業廃棄物処分許可
浄化槽工事業、電気工事業など業法許可
顧客基盤・受注パイプライン(案件創出能力)
→ 年間キャッシュフローの予測精度に直結
評価観点:受注依存度、顧客集中リスク、売上安定性、解約可能性
元請との継続契約
大手ハウスメーカー/ゼネコン/産廃排出企業からの固定受注
ポータル・紹介ネットワーク・協力会
入札参加資格の実績・ランク
人材・オペレーション資産(属人性の低さ=再現性)
→ 事業モデルの再現性を左右
評価観点:教育・代替可能性、離職率、労災歴、属人依存リスク
職長・重機オペ・ドライバー等の職能者の定着
スケジューリング/配車管理オペレーション
施行監理レベルと管理担当者のスキル
現場管理の施工標準・安全管理体制
ルート・営業権・調達ネットワーク
→ コスト構造・粗利率に直結
評価観点:調達依存度・代替可能性・特殊単価・長期契約残期間
中間処理場・最終処分場との単価契約
砕石・建材・機材等の仕入れ条件
重機・ダンプ・アタッチメントのリース条件
下請ネットワーク(繁忙期の対応力)
ブランド・口コミ・地域市場での認知力
→ 採用・受注・下請募集に影響
評価観点:競争優位性、新規案件獲得の加速寄与度
地域でのネームバリュー
協会加盟歴、自治体案件実績
Google口コミ・求人評価
技術・ノウハウ・施工マニュアル・独自装備
→ 高収益体質かどうかを見抜く指標
評価観点:再現性、陳腐化リスク、技術者依存
残置物撤去・選別・内装解体の独自工程
配車・ルート最適化ノウハウ
WMS(倉庫管理システム)・クラウド日報システム等の業務効率化スキーム
ネット集客およびデジタル資産(近年価値が高騰)
→ 営業採用コスト削減に寄与する場合が多い
評価観点:リード獲得単価、CVR(コンバージョン率)、継続性
SEO集客できているWebサイト
「地域名+解体」「地域名+産廃」等で検索上位
LINE/Google広告/紹介動線
問い合わせ→現調→見積→契約フローの自動化

🔶 実務での評価の優先順位(DCF)

ぎに、これらの項目の内企業資産価値の増加にたいする影響の大きいものから順に並べかえると下記の表の様になります。
DCFでは、「どの無形資産が将来キャッシュフローを創出しているか」を特定し、優先順位を付けて算定します。

優先順位       評価項目      影響度
1許認可価値 + 顧客基盤CFの源泉のため最重要
2人材・オペレーション事業の再現性を担保
3ルート・調達ネットワーク粗利率に直結
4ブランド/地域認知新規案件創出に寄与
5技術・ノウハウ収益率向上に寄与
6デジタル資産加速器として評価加点

当オフィスのサービス

当オフィスでは、経営革新等支援機関として中小建設業様に特化した「M&A対策の為の事業磨き上げ」サービスをご提供します。

M&Aプロセス全体に共通した課題に対応した事業承継支援を行います。第3者への事業承継としてM&Aの手法を活用し、総合アドバイザーとしてM&Aの仲介業者の調査選定ならびにFA業務などを承ります。適切なマッチング・企業評価・そして交渉から契約までの一連の流れでのお客様の意思決定を丁寧に補佐します。

FAのメリットは、以下の点にあります。

助言業務を手掛ける際は、FAとして売り手・買い手側のいずれか一方につきますが、担当する依頼者側の利益を最大化させます。
売り手・買い手のいずれか一方に協力するため、手数料は協力した依頼者側からのみ受け取ります。
その為、いかなる当事者とも利益相反をしないスタンスを保ちながら、主に中小企業の事業承継・M&Aの助言業務の支援が可能です。

事業承継・M&A支援ご利用プラン

M&A_FAサポ―ト磨き上げ支援の2つのサービスを提供します

FAサポートプラン(売主支援、買主支援

直ちに事業を売却したい・購入したいとお考えの方、取り急ぎM&Aに取り掛かりたい場合にご用命ください。FAサポートプランでは、下記項目に沿ってM&Aに関する助言業務を進めます。

M&Aのプロセス当事務所がご提供する主な業務
バリュエーション・譲り渡し側の財務状況
・非財務状況の分析 ・事業計画書の作成
・財務状況・非財務状況の分析を踏まえたバリューエーションの実施
デュー・ディリジェンス(DD)・各種DDの検討
・各種DDの実施スケジュールの調整・管理
・各種DDの実施又は実施支援
・譲り渡し側における開示資料の整理・作成支援
その他業務(プロセス共通業務含む)・プロセス全体にわたる M&A検討の上での必要な情報提供や助言、依頼者からの質疑への対応
・プロセスのスケジューリング・進捗管理
・譲り渡し側・譲り受け側間の事務的な連絡も含めた調整
・譲り渡し側・譲り受け側が行う会議
・契約調印・決済への立会い
ご利用手数料は、下記価格体系の「FAサービスご利用料金表」をご参照ください。

M&A磨き上げサービス(売主支援)

~先ずは、企業や事業の現在価値を知ってからM&Aを検討したい方にはこちらがお薦めです~

事業の全部又は一部を売却したいと希望される場合、事前準備が売値に大きく影響します。非上場企業の評価には、代表的な価格算定手法がい幾つかあります。その内でもっも客観性の高く、買い手企業内で説明責任が明確に残せる手法がDCF方式です。これは、将来のあなたの企業が生み出すであろう収益力を現在価値に置き換え割り引いた数字にする手法です。

経営改善計画の策定は「何をするのか」のアクションプランの策定が重要です。それぞれの企業に最適なアクションを共に考え策定し、進捗管理を共に行います。経営改善計画の策定から実行まで丁寧にサポートいたします。

M&A磨き上げサービスの詳細

サービスの項目当事務所がご提供する主な業務
ヒアリングの実施・財務状況、非財務状況の分析 、事業計画書の確認
無形資産6項目現状調査①許認可価値 + 顧客基盤・作成支援
②人材・オペレーション
③ルート・調達ネットワーク
④ブランド/地域認知
⑤技術・ノウハウ
⑥デジタル資産
想定外の損失防御態勢評価クレーム対応の遅れによる被害の拡大の防御状況
片面的情報と誤解による出費予防体制
無形資産透明化レポート無形資産の現状を纏めた報告書
無形資産増強ロードマップ改善計画書
改善経過報告書伴走支援経過の月次報告書

ご利用プラン

FAサービスご利用料金表

相談料、月額報酬無料、着手金110,000円(税込)
中間金(基本合意書締結時)220,000円(税込)
成功報酬制(最低金額:2,220,000円税込)
譲渡額(企業価値レーマン方式:譲渡対価+ネット利子負債額を基準)として下記手数料率にて計算する。

譲渡額手数料率
5億円以下の部分5.5%(税込)
5億円超~10億円以下の部分4.4%(税込)
10億円超~50億円以下の部分3.3%(税込)
50億円超~100億円以下の部分2.2%(税込)
100億円超の部分1.1%(税込

例1 売買価格が7億円の場合
5億円X5.5%+(7億円―5億円)X4.4%=3,630万円(税込)
例2 売買価格が8,000万円の場合
8,000万円X5.5%=440万円(税込)
例3 売買価格が2,000万円の場合
220万円(税込)

M&A磨き上げサービス

料金:月額33,000円(税込み)
期間:6か月~10か月間
相談料 1万円/1時間(相談のみの場合)
その他のスポット業務は、別途事前にお見積り致します。
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